ニンジャスレイヤー公式ファンサイト:ネオサイタマ電脳IRC空間

近未来都市ネオサイタマを舞台としたサイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」の日本語版公式ファンサイト。翻訳チームが運営しています。

キャラ紹介「ダイダロス」:ソウカイヤのネットセキュリティ担当


今日は「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」に登場してナンシー・リーと激しい電脳戦を繰り広げたハッカーニンジャ、ダイダロスについての紹介記事です!

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「ファイアウォールなど、私の前ではショウジ戸にも等しい」

 

◆ダイダロス◆

ソウカイ・シックスゲイツ所属ニンジャ。憑依ニンジャソウルは不明。物理肉体の身長は約178cmで細身。装束は黒。頭巾からはウドンじみたLANケーブルが延び、背中に負った銀色の通信デヴァイスに接続されている。その目元は360度を監視できる円環型サイバーサングラスによって覆われている。ただしこれらは物理肉体時の特徴であり、生体LAN端子を用いてIRCコトダマ空間へとログインする際には、より身軽でアクティブな外見となっている。 

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アニメイシヨン版ダイダロスは、論理肉体の自由度を生かしさらに人間離れした外見となっている。
 

◆登場エピソード◆

「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」において、ダイダロスはニンジャスレイヤーとナンシーの前に強大な敵として何度も立ちはだかる。ナンシーたちのIPアドレスを見破り、しばしばクローンヤクザなども遠隔指揮して、物理肉体への攻撃を仕掛けてくるのだ。電脳都市ネオサイタマにおいて、ハッカーがIPアドレスと接続物理座標を見破られることは、死を意味する

それまでの敵ニンジャは全て物理的な攻撃手段しか持っておらず、電脳空間はハッカーの専門領域と思われていたため、ハッカーにしてニンジャという組み合わせは極めてエポックメイキングな脅威であった。第2部の敵組織であるザイバツ・シャドーギルドは電脳サイバネを忌避する傾向が強かったこともあり、電脳ニンジャとしてのダイダロスの存在感は全編を通して極めて強い。

 

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (3)

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (3)

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
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 無印コミカライズの「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」では、3DCG援用作画の強みを生かした多重ログイン状態ダイダロスとナンシーによる大迫力の電脳戦を堪能できる。 

ニンジャスレイヤー(5) ?ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ?<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)

ニンジャスレイヤー(5) ?ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ?<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)

 

 キルズでも5巻に「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」が収録される予定だ。また、グラマラス・キラーズの2巻は、一冊まるまるヒュージシュリケンの物語となっているが、ここにダイダロスも斬新なグッドルッキング解釈を受けて登場し、物語上重要な役割を果たしている。

ニンジャスレイヤー グラマラス・キラーズ2 (B's-LOG COMICS)

ニンジャスレイヤー グラマラス・キラーズ2 (B's-LOG COMICS)

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◆NINJA FACTS◆

ニンジャ第六感と生体LAN直結によって生み出される戦闘力

ダイダロスの強みは、モータルの肉体的限界を超えて増設された生体LAN端子と、ニンジャの強靭な精神力、およびニンジャ第六感に基づいた、圧倒的なまでの論理タイプ速度である。一般的なIRC空間における電脳戦闘はおろか、多重ログインなどの卑劣な技を駆使してナンシー・リーを苦しめた。

また彼は、IRC電脳空間内に浮かぶ謎の黄金立方体について初めて本編中で問題提起を行ったニンジャでもある。それは単純にナンシーを翻弄して戦闘力を削ぐという意図をもって発された言葉かもしれないが、少なからず、ダイダロスが黄金立方体に対して知的好奇心を寄せていたことは、彼の言葉や行動の端々からうかがえる。

ダイダロスはナンシー・リーに対するLAN直結に対しても並々ならぬ熱意を見せていたが、果たしてそれは単なるアニマルじみた欲望に基づくものだったのか? それとも、ナンシーと論理的交雑を行うことによって、IRCコトダマ空間のさらなる高みへと昇り、黄金立方体の秘密を解き明かさんとする試みだったのか? あるいはその両方なのか? 今となっては、彼の真意を知ることはできない。

 

ダイダロスの物理肉体はどのような状態にあるのか?

ダイダロスは物理的な戦闘能力をほとんど持たない。基本的にトコロザワ・ピラー内にある電算機室をテリトリーとしており、外部に出向くことは極めて稀である。電算機室内には、彼のために作られた全方位UNIXモニタの球状電算機空間が存在し、彼はそこからクレーン状のエルゴノミックチェアに座して各種IRCチャネルを睥睨するのだ。

彼は「ネオサイタマ炎上3」に収録の「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」が初登場と思われがちだが、実は「ネオサイタマ炎上2」の「ユーレイ・ダンシング・オン・コンクリート・ハカバ」が初登場エピソードである。ジンジャ・クラブ「ヤバイ・オオキイ」への潜入調査を行うナンシー・リーを拘束するために、ダイダロスは物理肉体を伴って現れたのだ。この時点から既に、ダイダロスのナンシーに対する異常執着がはっきりと見て取れる。 

この時の描写を見れば、彼の物理肉体の特徴をより深く確認出来るはずだ。当然ながら、物理肉体時は様々な制約がかかってくる。電脳系の追加携行装備がなければ、ソウカイウヤ電算機室ほどのパフォーマンスはとても得られないからだ。背中には無線LANユニットおよびUNIXデッキの複合体であると思われる銀色のバックパックを背負っている。また右腕には、サイバー入力デバイスが備わったガントレットを纏っている(これはモーゼズ氏の初期スケッチによると、PAXパワーグローブとハンドヘルドUNIXが合わさったような形状であることが確認出来る)。無論、これらのハイテック装備をもってしても電算機室のスペックには遠く及ばないため、あえて物理肉体でミッション現場に出向くことは極めて非合理的、かつ危険である。これもひとえに、ナンシー・リーを直接捕えてLAN直結したいという異常なまでの執着が理由と言えるだろう。

 

ソウルワイヤード

ナンシーとの電脳戦に敗北したダイダロスは論理肉体を徹底的にKICKされ、物理肉体のニューロンを焼き切られて、脳死状態に近い廃人となった(ちなみに、死んだのに肉体が爆発四散しなかったニンジャはダイダロスが本編中初である)。これによってソウカイ・シックスゲイツからダイダロスの名は抹消され、ソウカイネットの監視が弱まり、約半年後にウォーロックによる謀反へと繋がって行くのだ(ソウカイヤにとってのダイダロスの価値は、メインとなる物語の外でも大いに発揮されていた)。その後、彼の肉体がどうなったかについての記述は本編中には見当たらぬまま、ソウカイヤは壊滅してしまった。ダイダロスというニンジャがその後ストーリーの中に現れたことはない。

だが、果たしてダイダロスは本当に死んだのだろうか? 物理肉体については、そうかもしれない。あるいはバイセクターのように、ソウカイヤが崩壊した後も、どこかの施設で人知れず保存されているのかもしれない。第2部「キョート殺伐都市」編や第3部「不滅のニンジャソウル」編では、ナンシーをつけ狙う奇怪な電子的存在、グリーンゴーストが登場する。グリンゴーストとダイダロスの関係性については、ぜひ皆さんでエピソードを読み進めて確認していただきたい。

 

 

◆未来へ◆

久々の更新となりました。この記事のために投稿していただいた全てのウキヨエは、こちらからチェックできます。現在、ネオサイタマ電脳IRC空間では、更新予定にリストアップされながらも夏の間アップデートできなかった各種キャラ名鑑記事を更新すべく、ハイピッチで作業を続けています。ウキヨエ募集を行った各キャラの紹介記事のアップまで、もう少々お待ち下さい。

なお、これらのキャラ紹介記事はニンジャスレイヤープラスにイラストなどの無いシンプルな形で掲載されてゆく予定です(ニンジャスレイヤープラスそのものの紹介記事も準備中です)。まずは引き続き、お待たせしていた各種キャラ紹介記事の当ブログでのアップをお楽しみに!

(Tantou)

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