読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ニンジャスレイヤー公式ファンサイト:ネオサイタマ電脳IRC空間

近未来都市ネオサイタマを舞台としたサイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」の日本語版公式ファンサイト。翻訳チームが運営しています。

「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン」は地上波でも毎回新たなアーティストがED曲を提供!

メディアミックス 音楽/映画/ゲーム 最新情報

 

ロコモーションモーモー!

 

f:id:NinjaHeads:20160403151420p:plain東京の人、観ましたか? いよいよ地上波TV版「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン スペシャルエディシヨン」の放送が始まりました。配信版でしか見たことがなく、DVDやBDを持っていなかった人は、まずその画質の高さにビックリしたかもしれませんね。

また彩度についてもUS版とほぼ同じオリジナル設定となっており、若干トーンを抑えられていた2015年日本配信版よりもさらにビビッドにかつ気持ち良く、ネオンハイライト表現や鮮烈なコントラストを楽しめると思います。すでにDVDやBDを持っている人も録画予約をオススメします。BSを含む他地域・他局の放映も控えていますので、見逃した方はそちらを要チェック!

 

 録画予約オススメのもうひとつの理由が、EDテーマです。配信版では1話がBorisの書き下ろし新曲、2話がMelt Banana書き下ろし新曲でしたが、SE版の第1回放送(30分枠なので配信版の1&2話にあたる)ではThe Pillowsの書き下ろし新曲「Locomotion, more! more!」となっていました! さらに昨夜の0時に、第2回放送分(配信版3&4話)のEDテーマが発表されました。「カラスは真っ白」の新曲「サヨナラ!フラッシュバック!」が来週放送分のEDテーマ。今から楽しみですね!

 

 

地上波においても配信版に引き続き、毎週違ったアーティストの曲が投入されていく形となります。今回は良い機会なので、なぜそもそも「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」は毎回EDアーティストが変わるのか、そして「ニンジャスレイヤー」という作品そのものと音楽カルチャーの関わりについて簡単に解説していこうと思います!  

 

======

ぶっちゃけそこがしりたいQ&A

f:id:NinjaHeads:20160403151820p:plain

Q:翻訳チームの中に石油王とかがいて、趣味で好き勝手にアーティストを選んで曲を書いてもらったのでは?

f:id:NinjaHeads:20160403151851p:plain

A:冷静に考えてください。2015年にかけて石油価格は危機的下落を続けており、道楽にカネを使っているヒマはありません。2016年にもなったことですし、あなたは石油王の大変さについてもっと真剣に考えるべきです。なお翻訳チームに石油王とかはいませんし、アニメ制作費の流用でもなく、これ用のビジネスモデルを築いたうえで作られています。

======

 

 

ニンジャスレイヤー フロムコンピレイシヨン「忍」

ニンジャスレイヤー フロムコンピレイシヨン「忍」

 
ニンジャスレイヤー フロムコンピレイシヨン「殺」

ニンジャスレイヤー フロムコンピレイシヨン「殺」

  • アーティスト: Drop's,赤い公園,TK from 凛として時雨,GEEKS,MINE,taffy,SCAMCIRCLE,人間椅子,MOJA,memento森,Lillies and Remains,Sawagi,ギターウルフ,Boris,大沢伸一
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2015/11/25
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

 

地上波版でも毎週EDアーティスト&テーマが変わる!

そもそもニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨンといえば、各話のアトモスフィアの振れ幅をEDもあわせてひとつの作品として演出的に成り立たせるために、ネット配信時にも毎週ちがった楽曲が流れていたことで世界的に有名です。それがコンピレイション「忍」&「殺」として発売され、総決算的なニンジャ音楽イベント「ギターサンダーボルト忍&殺」も開催されました。

 

ninjaheads.hatenablog.jp

 

そして2016年4月からは地上波SE版の放映が実現です。配信版2話分を30分番組枠で再編集し放映するにあたり、本編→ED、本編→EDのニコイチ形式を保つと、かなり尺がハミ出すので、EDは30分枠の最後に一度流れるかたちになります。つまり単純計算で、採用ED曲は半分です。ではどうするか。

反射的にまず考えつくのは「2曲のうち1曲だけを採用する」というものですが、フロムアニメイシヨンは勝ち抜きエレキ合戦みたいなバンド人気投票番組ではなく、ふるいにかける形で一部のアーティストにだけ新規曲を書き下ろしてもらうのはコンセプトに反し不本意なので不採用となりました。

ならばどうするか。SEの全13話も全部新アーティストにする事で、この点を解決できました。また、全て新規になることで、これまでのコンピレイシヨン「忍」「殺」に連なる第三のコンピレイシヨンの企画や、既存コンピレイシヨン「忍」「殺」の参加アーティスト織り交ぜたさらなる音楽イベント開催の可能性が、あわよくば期待できる点も見逃せません。

こうして、昨日から始まった「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」のSE版は、第1回放送分がThe Pillows、次週の第2回放送分がカラスは真っ白と、今回もヴェテランから新進気鋭まで幅広い、かなり攻めたアーティスト&楽曲チョイスで始まる事となりました。既に配信版をチェックしていたニンジャヘッズの皆さんにも、延長されたお祭り企画として、毎週のEDを楽しみにしていただければ嬉しいです!

 

NINJA FACTS

ニンジャスレイヤーは原作の時点から、音楽カルチャーとの関わりが非常に深い作品です。第1部であれば「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」や「コロス・オブリヴィオン」など、音楽やバンドをテーマにしたエピソードは言うに及ばず、「ユーレイ・ダンシング・オン・コンクリート・ハカバ」のユーレイゴスクラブの情景や、「メリークリスマス・ネオサイタマ」で突然始まる2COOLリリックのラップと対比的に繰り返される無機質電子音楽、あるいは「デッドムーン・オン・ザ・レッドスカイ」のアトモスフィアを定義するエレクトロ・ダークポップ「ブッダコスモス」や、ハードコアヤクザパンクバンド「ケジメド」の歌など、作中のいたるところで奇妙なジャンルの音楽や、妖しいBGMなどが効果的に鳴り響いており、近未来サイバーパンク感を高めています。音楽の描写により、シーンがより躍動感や多層的な意味合いを増すだけでなく、キャラの生活感やポリシーを端的に表現しているのだと思います。

こうした、いわば劇中BGMとしての音楽の使用がまずあるほか、ネオンカンバン等のサンプリング手法や、シークエンス・ブレイクビーツ技法、「イヤーッ!」「グワーッ!」などのミニマル手法、アティチュード、逍遥される精神、価値観など、作品の非常に根源的な部分で、音楽カルチャーの影響は非常に強く存在しているのです。ボンド&モーゼズも事あるごとに「ニンジャスレイヤーはロックンロール小説である」とコメントしています。彼らはニンジャの力、物語の力と同様に、音楽が持つ力についても強い信念を持っていることがうかがえます。

ニンジャスレイヤーの原作はどの深さのレイヤーでも楽しめる多層構造になっており、シンプルなニンジャ・アクションを楽しむのがまず第一ですが、より深く考察したい場合は、音楽カルチャーについて知っていると、また違った角度から楽しむ事ができるでしょう。このほかにも古典パルプ小説、映画、トイ、サイバーパンク・ムーブメント、レトロゲーム、アメリカンコミックなど、様々な周辺カルチャーを参考資料として知っていると、ニンジャスレイヤーという神話を読み解く手がかりとなり、楽しみが増すはずです。

こうした点から翻訳チームは、ニンジャスレイヤーという作品を単に翻訳するだけでなく、様々なかたちで周辺カルチャーの紹介を行っていきたいと常に考えています(アメコミの巻末とか映画のパンフとかに詳細な解説がついているようなものです)。コンピレイシヨンからアーティストを辿ったり、ギターサンダーボルト的な音楽イベントを通してフロアの興奮や熱狂やモッシュなどを実際に体験することが、各個人の今後の多方面カルチャーへの接触のきっかけとなれば幸いです。また、当ブログにおいても、折にふれて、映画や音楽等に関する入門コンテンツを発信していくことでしょう!

ninjaheads.hatenablog.jp

ninjaheads.hatenablog.jp

ninjaheads.hatenablog.jp

 

未来へ

f:id:NinjaHeads:20160403151420p:plain

今後も音楽に限らず、様々な周辺ジャンルに関係する催しを、機会があればどんどん狙っていきたいと考えています。まずはぜひ、毎週変わる地上波版のED曲を楽しんでみてください!

(Tantou)

広告を非表示にする