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ニンジャスレイヤー公式ファンサイト:ネオサイタマ電脳IRC空間

近未来都市ネオサイタマを舞台としたサイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」の日本語版公式ファンサイト。翻訳チームが運営しています。

キャラ紹介「ユカノ&アムニジア」:リアルニンジャの孫娘にして、記憶喪失の革命戦士

キャラ紹介

 

今日のキャラ紹介記事は、第1部から第3部まで幅広く登場する「ドラゴン・ユカノ」と、彼女のもう一つの人格である「アムニジア」についてです。

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物理書籍版のユカノ。しなやかさと柔らかさを感じさせる。

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物理書籍版のアムニジア。ユカノ時よりも目つきが鋭く、無慈悲さを感じさせる。


ユカノは部ごとに大きくキャラクターの立場が変わってゆきます。この記事ではまず大まかに、1部の登場時から順を追って、2部中盤あたりまでのユカノについて紹介していきたいと思います!

 

 

◆ドラゴン・ユカノ◆ 

外見的特徴

ニンジャスレイヤーの師匠である「ドラゴン・ゲンドーソー」の孫娘。ドラゴン・ドージョーの伝統的ニンジャ装束に身を包んでいる。これが彼女にとっての普段着であり、ネオサイタマの人間の中で行動する場合などには、現代的な衣服に着替えて偽装しているようだ(メガネやサングラスをかけることも多い)。身長は172cm。容姿は美しいが、ナンシーのような大人じみた美女ではなく、その目元や表情には少女じみたあどけなさが残る。瞳の色は黒。髪は黒く長い。そのバストは豊満だ。

 

 無印コミカライズ版のユカノは、物理書籍版のデザインを踏襲しつつ妖艶だ。

 キルズ版のユカノは少女性がより充填されており、ハツラツとしている。

グラマラスキラーズ版のユカノは、清楚なミコー・プリエステス風である。

 

戦闘スタイル

ジツ:カラテ比率=0:10程度

他のドラゴン・ニンジャクランのニンジャと同様、戦闘時にはジツらしいジツはまず使わず、オーソドックスなカラテと多彩なドラゴン・ドージョー由来の技で戦う(ドラゴン・トビゲリ、ヒショウ・ドラゴン・ツメ、ダブル・ドラゴン・アゴなど)。

体格の不利を補うために、短刀、包丁、サイなどの武器を用いる事も珍しくない。また、作中でも極めて珍しいクナイ(アムニジア時)とスリケン(それ以外時)を両方使用するニンジャであり、ここからもユカノというキャラクター性が意図的に大きく揺らいでいる事が推測できる(基本的に、この作品に登場するニンジャはクナイかスリケンのどちらか片方しか使用しない)。他、飛び道具としては弓を用いる(アムニジア時、ユカノ時の区別なし)。なお、特徴的なカラテシャウトとして「キエーッ!」が存在する。

ヒュージシュリケンに対して致命的なアンブッシュを成功させるなど、ニンジャとしての確かなカラテは持っているのだが、いかんせん規格外の強さを持つニンジャスレイヤーなどに比べるとユカノの戦闘力は低く、エピソード内においてはサポート的な役回りになることが多い。

 

◆オリジン・エピソード◆

ドラゴン・ユカノの初登場エピソードは、「ネオサイタマ炎上1」のエピソード「メナス・オブ・ダークニンジャ」である。このエピソードからは、彼女がドラゴン・ゲンドーソーの孫娘であり、日本的な奥ゆかしさと、少女らしいあどけなさ、無邪気さを残した未熟なニンジャであること、また祖父想いで、ニンジャスレイヤーとの間には強い信頼関係が結ばれていることが読み取れる(第一部において、彼を「フジキド」と呼ぶのは、ドラゴン・ドージョーの2人だけである)。ただし戦力としては乏しく、「サプライズド・ドージョー」でも、シックスゲイツとの戦いでゲンドーソーから撤退を命じられている。そして「メナス〜」において、己の死を悟ったゲンドーソーは、ニンジャスレイヤーに「ユカノを頼む」と言い残し、自爆を遂げるのだ。隠れ家の襲撃&ゲンドーソーの死後、ユカノは行方不明となり、「ネオサイタマ炎上2」の「スシ・ナイト・アット・ザ・バリケード」にてアムニジアとして再登場する。

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また、もうひとつの大きなオリジンエピソードとして、ユカノが何者なのかを知るたいならば、第2部6巻「マグロ・アンド・ドラゴン」収録のエピドード「トビゲリ・ヴァーサス・アムニジア」を読むのがよいだろう。2部の中盤で、アムニジアはザイバツ・シャドーギルドに拉致され、洗脳を解かれる。そして、ユカノの正体が実は数千年の時を生きるリアルニンジャであったことが明らかにされるのだ。

ニンジャスレイヤー マグロ・アンド・ドラゴン (キョート殺伐都市 # 6)

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NINJA FACTS 

平安時代より受け継がれる伝統的奥ゆかしさ

このようにユカノは人格や立場がコロコロ変わるのだが、アムニジア期を通しても、一貫して変わらない芯のような部分がある。それは気高さや品格を保っていること、言動について奥ゆかしさを保っていること、敗北を認めないこと、そして悲観的になりすぎないこと(しばしば楽観的にさえ見える)だ。それはアムニジアになってからも、ニンジャスレイヤーに対して丁寧なオリガミ・メールでメッセージを届けるなどからも明らかだろう。原作者からは「どんな時でも絶対に言葉遣いや行動が下品にならないこと」「気持ちの切り替えが早く、落ち込んでも、次の瞬間にはすぐに前や上を見ていること」という監修オーダーが出ている。ナンシーと異なり、ユカノのセリフに「Shit」やFワードは登場しない。

また、おそらく作中に登場する女性キャラクターの中でもトップクラスに生活力が高いことも重点しておきたい。2部の回想シーンからは、ゲンドーソー時代のドラゴン・ドージョーでは炊事場を任され、大勢の食事を作っていたらしきことが解る。また毒消しや気付けなどかなり万能的に使用可能な「ニンジャピル」(「ベイン・オブ・サーペント」などでニンジャスレイヤーがナンシーに服用させていたアレ)を調合する知識も持つ。本編では語られていないが、ユカノ自身は竹林の庵でゲンドーソーの看病と護衛をしながら、ニンジャスレイヤーにこれらの薬剤を提供し、サポートしていた事がうかがえる。

なお、ドラゴン・ドージョーにおけるユカノの考え方や目的は、祖父ドラゴン・ゲンドーソーと同じく「何らかの理由により、平安時代のニンジャソウルが現代に解き放たれてしまった。ソウカイヤのようにニンジャソウル憑依者を悪用する邪悪なニンジャ組織までも現れ始めた。強大な力を手にした人間は、しばしば力に流される。だが結局のところ、手綱を握るのは己自身。邪悪に抗う見込みのある者には精神的なニンジャインストラクションを施し、正しい方向へと導かねばならない」といったものである。このため、ソウカイヤとは敵対関係にある。 要するに、彼女やゲンドーソーの主張していることは往年のカンフー・ムービーなどにも通ずるゼンめいた真理、正道という伝統的価値観である。それは過去のモラルや規範が死に絶えてしまったサイバーパンク都市ネオサイタマという異常者だらけの舞台では、一見するとインパクトさや新規さに欠け、何の救いも生まないかのように見えるが、少なくともニンジャソウルに呑まれかけていたフジキド・ケンジという男の魂を救うのには役立ったのだ。

 

アムニジア:イッキ・ウチコワシの革命闘士

ゲンドーソーとの死別後、ユカノは 行方不明となり、革命的進歩組織イッキ・ウチコワシの闘争エージェントとなる。記憶喪失状態で放浪していたところを、バスター・テツオらによって洗脳されたものと思われる。ニンジャスレイヤーによって何度か説得が試みられるが、アムニジアは、二人はしばし袂を別つこととなる。アムニジア状態のユカノは目つきが鋭く、攻撃的で、言葉遣いもやや高圧的でトゲトゲしいが、組織や思想に対しての誇りは強く持っている。「なぜユカノはああも簡単に洗脳されてしまったのか?」「なぜ解くことができなかったのか?」という疑問はあるだろうが、ここは単純に、他にも数多くの強力なニンジャを思想というミームによって取り込んでいたイッキ・ウチコワシの底知れぬ恐ろしさに想いを馳せる方が良いだろう。

この時点でイッキ・ウチコワシは結局のところ邪悪なニンジャ組織のひとつに過ぎないことが露呈していたため、ここでニンジャスレイヤーはアムニジアをスレイすることもできたが、そうしなかった。ユカノは恩師ゲンドーソーから託された同門の兄弟子であり、またそもそも暗黒の七日間における暴走時、フジキドの魂を破滅から救ったのはゲンドーソーとユカノ、つまりドラゴン・ドージョーなのだ。ドラゴン・ドージョーに対し、フジキドは並々ならぬ恩義を感じている。ユカノ(アムニジア)を殺さないこと、殺せぬことは、甘いようにも思えるが、それがフジキドの出した答えなのだ。フジキド・ケンジはニンジャスレイヤーであり、復讐に燃えるニンジャであるが、人間性を保ち続けるべくナラク・ニンジャの声に抗い続けている。なお、アムニジア(amnesia)とは「記憶喪失」「健忘症」の意味を持つ言葉である。

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アニメイシヨン版のユカノ(上)とアムニジア(下)。

 

未来へ

第2部、さらに第3部において、ドラゴン・ユカノの過去などがさらに詳しく明かされてゆきます。次のユカノ記事では、そのあたりについてさらに深く迫っていこうと思います!

また今回のユカノ紹介記事用ウキヨエ募集では、残念ながら採用できなかったユカノもたくさんありますので、こちらからぜひ全てのユカノをチェックしてみてください⇨ #ブロゴOK317 - Twitter Search

(Tantou)

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