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ニンジャスレイヤー公式ファンサイト:ネオサイタマ電脳IRC空間

近未来都市ネオサイタマを舞台としたサイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」の日本語版公式ファンサイト。翻訳チームが運営しています。

「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」の地上波TV版が4月より放送開始!

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2016年4月からスペシャルエディシヨン版地上波放送が予定されているニンジャスレイヤーのメディアミックス作品「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」の公式ウェブサイトが本日リニューアルされました!

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 ウェブ配信版のラディカルな表現はそのままに、30分枠のテレビ放送時間枠に収まるようにディレクターズカットを行い、2エピソード構成で再編集される地上波TV版! これによって新規視聴者には新鮮なニンジャ体験が、ウェブ配信版を見ていた人にはウェブ環境やブロックノイズに悩まされる事のないクリアな地上波ニンジャ体験が、新たにもたらされます。

 

 


今日は「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」について、そしてもちろん「ニンジャスレイヤー」についてご存じない方を対象に、「どんなアニメ作品なのか?」を大まかに紹介していこうと思います。もちろん中には、例えば「予告編とか情報を一切仕入れないで映画館に行くのが好き」という人もいると思いますので、その場合はこの記事を読まずに4月に突然本放送に出くわすのが良いでしょう。ニンジャは突然出てきて殺すものです!

 

ストーリー概要

ネットワークとサイバネティクスが全てを支配する近未来日本首都、ネオサイタマ


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その影で暗躍する、邪悪なニンジャソウル憑依者たち。ニンジャとは、平安時代の日本をカラテによって支配した半神的存在である。彼らはキンカク・テンプルで謎のハラキリ儀式を行い、歴史から姿を消した。だが数千年の時を超えて復活したニンジャソウルの数々が、突如、ネオサイタマの闇へと解き放たれたのだ。

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ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」……ニンジャを殺す者となり復讐の戦いに身を投じる! 

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オーガニックとケミカル、有機物と無機物、デジタルとアナログ、自然物と人工物、ハイテックとローテック……相反する要素の数々があなたを猥雑なる巨大サイバーパンク都市の幻影へと誘う !

映像化不可能と言われた衝撃的サイバーパンク・ニンジャアクション小説を、時代を先取りする手法でハイブリッドアニメ化した作品、それが「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」だ。原作は80年代風の古典的サイバーパンクをベースに、「サラリマン」「ニンジャ」「スシ」「ゲイシャ」などの外国人が思い描くステレオタイプ日本イメージ、また「スリケン」「ゴウランガ」「実際安い」「インガオホー」などの「忍殺語」と呼ばれる奇妙な翻訳ワード、さらに「イヤーッ!」「グワーッ!」の繰り返しなどを多用する型破りなスタイルが特徴的な小説作品である。

 

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中でも特にラディカルさとパンクみが強い第1部は「こんなのはまっとうな小説じゃないに決まってる」と顔をしかめるほどの濃厚なパルプ感を第一印象として人々に与えがちだが、実際読んでみるとその根底には骨太で王道的な復讐者もののストーリーが流れ、そこに魅力的な多数のキャラクター、さらに練りこまれたSF的設定ありと、カジュアル読者からディープ読者まで広く対応する多層的な構造となっている。

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「物珍しさ」や「表面的なインパクト」で入ってきた読者もいつしか、作品の奥深さの虜になるのだ。あたかも、ニンジャの使う神秘的なジツにかけられたかのように。それまで見ていたものや、聞いていた言葉が、使われ方は何一つ変わっていないはずなのに、いつしか突然、読者の頭の中で違う意味を帯び始める。すべての違和感は、必然だ。この世界においてはニンジャという存在そのものが、本来そこに存在してはならない異物だからである。そして巨大サイバーパンク都市ネオサイタマは、それら全てを貪欲に呑み込み、灰色の重金属酸性雨と猥雑な極彩色のネオンハイライト光のうちに、我々を魅了するのである。

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アニメ化にあたり、STUDIO TRIGGERは単純にストーリーを追うだけでなく、そうした原作のアティチュードまでを忠実に再現することを選択。「4:3画面」「モノラル音声」「FLASHと作画のハイブリッド」「ネオン光を思わせる鮮烈なハイライト影」などのインパクトある手法を駆使し、「既視感と斬新さが入り交じる独特のレトロ感」「原作の持つラディカルな異物感」「王道ストーリーを骨格として多層的な楽しみ方ができる作品」を意図的に生み出すことに成功した。

 

FLASHと作画のハイブリッドとは?

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「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」において、まず目を引くのがFLASHと作画のハイブリッド・アニメーション手法だ。原作小説と同様、本来同居してはならないような相反する要素の数々が、ミキサーにかけられたかのように混ざり合い、平然と同居している。それはさらに音楽とも化学反応を起こす。この作品の劇伴音楽(BGM)に全く相反する2系統の音楽が使われていること、つまりTEAM MAXの和ロック的、映画音楽的なバンド音楽と、大沢伸一の冷徹でミニマルでケミカルなテクノ音楽が使われているという事実も、この表現手法を成功させるうえで必要不可欠だった。初めは、オーガニックな作画パートにはバンド音楽、ディジタルなFLASHパートにはテクノ音楽が使われ、それぞれのシーンで素晴らしい高揚感とグルーヴ感を生み出す。だがやがてそれらも、エピソードが進むうちに、まるで猥雑なサイバーパンク都市のように、渾然一体となって混じり合ってゆくのだ。

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FLASHと作画とがめまぐるしく交錯し、聴覚刺激が独特の高揚感をもたらす。

原作との相関性を端的に指摘しよう。例えば、攻撃する者の「イヤーッ!」と、攻撃を受ける側の「グワーッ!」が羅列されたこの空間では、実際、激しいカラテ攻撃のラッシュが行われている。こうした省略手法、繰り返し手法などのミニマル表現は、初見においては唐突であるが、反面、視覚的なインパクトと衝動的なスピード感に溢れ、刺激的な読書体験をもたらす。30分番組であなたは1時間番組を見たような高密度の情報圧縮を体感するだろう。フロムアニメイシヨンにおけるFLASH等の表現は、原作、特に第1部「ネオサイタマ炎上」編の特異な感覚を呼び起こすものである。そんな、まさか、と思われる方がいれば、物理書籍第1巻「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1」を手にとっていただければ幸いだ。

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1<ニンジャスレイヤー>

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1<ニンジャスレイヤー>

  • 作者: ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく
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  • 発売日: 2015/04/16
  • メディア: Kindle版
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アニメイシヨンからニンジャスレイヤーへ

「ニンジャスレイヤー」の原作小説は極めて奥深く膨大だが、時にはそのコンテンツとしての広大さゆえに、どこから入ってゆけばよいか途方に暮れてしまうケースがある。「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」はそんな時、素晴らしい入り口のひとつとなりうる。相当尖った表現手法を用いて作られた本作は、強烈なインパクトによって「第1部 ネオサイタマ炎上編」のラディカルさを多層的にパッケージングし、奇跡的な作品となった。これまでより多くの人が気軽にコンテンツに接触でき、何度でも繰り返し楽しめ、かつ視聴を深めるたびに新たな魅力に気づかされるだろう。

これが「どんなアニメ作品なのか?」は、おそらく、ここまで読んでもよくわからなかったはずだ。何しろ、あなたはそれをまだ実際観ていないのだから。「どんなアニメ作品なのか?」の答えは、ぜひ、あなたが全てを観てから考えてほしい。

 

==ぶっちゃけそこがしりたい地上波ばん==

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Q:もしかしてFLASHパートとかが全部作画に直っているのでは?

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A:既に完成されているものを直す必要がありません。それは「アイエエエエは変なのでちゃんと訳し直してほしい」と言っているようなものです。

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では、すでに配信版の「フロムアニメイシヨン」を見た人にとって「スペシャルエディシヨン」に新たな驚きは無いのか? そんなことはありません。それはやがてニンジャのように突然に明かされるでしょう!

(Tantou)

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