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ニンジャスレイヤー公式ファンサイト:ネオサイタマ電脳IRC空間

近未来都市ネオサイタマを舞台としたサイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」の日本語版公式ファンサイト。翻訳チームが運営しています。

12歳の暴君、アマクダリ・セクト総帥、ソウカイヤの後継者:ラオモト・チバ(01)

キャラ紹介

今回の登場人物紹介は、昨日のニンジャ組織記事で「アマクダリ・セクト」の総帥として名前が挙げられていたラオモト・チバだ。なお今回から、登場人物紹介記事ではそのキャラクターの二つ名や異名、キャッチフレーズなどがタイトルの頭につけられる。

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「……カス札めが! ラオモト・カンの息子をナメるな!」

【ラオモト・チバ】

ニンジャスレイヤーによって殺されたソウカイ・シンジケート首領「ラオモト・カン」の息子。少年ながら、父親譲りの無慈悲さと威厳、判断力を備え、ニンジャに対しても物怖じしない。ソウカイ・シンジケート壊滅後、その残党を束ねてアマクダリ・セクトを旗揚げする。この時、総帥ラオモト・チバは弱冠12歳であった。

 

◆外見的特徴◆

体は細身。グレーがかった明るい髪(プラチナブロンド系)を、中世貴族を思わせるコケシ・カットに整えている。瞳は冷たい群青色。容姿は整っており美しい。上等なアルマーニ・ヤクザスーツを着て、ヤクザシューズを履いている。ソウカイ・シンジケートのイメージカラーが濃紫であるため、衣服の色は濃紫であることが多い。キューバ産葉巻、コマンド・グンバイ、扇子などの大人びた小物を愛用。いまだ成長期にあるためか、身長データは原作者からは明示されていない。年齢どおりの身長と考えて問題ないだろう。なお、第3部時点では12+1〜2歳程度の年齢となっているはずだ(上のアートワークは第3部のチバである)。

 

◆戦闘スタイル◆

ラオモト・チバは、父親ラオモト・カンと違ってニンジャではない。しかも少年であるため、戦闘能力やジツの類は一切持たない。上流階級であるためカラテ・トレーニングは行っているが(ネオサイタマではカチグミであるほどカラテ・トレーニングを積んでいる事が多い)、あくまで威厳を示すための嗜み程度であり、戦闘のためのものではないし、前線に立つこともない。代わりに、チバは「ムハハハハハハハ!」と父親譲りの豪快な笑い声をあげながら、アマクダリ・セクトの総帥として司令室から作戦指示を飛ばすのだ。

 

◆オリジン・エピソード◆

ラオモト・チバが初めて物語に登場したのは、物理書籍「ネオサイタマ炎上4」「ネオサイタマ・イン・フレイム:ダークニンジャ・リターンズ」だ。トコロザワ・ピラー内に囚われたナンシーを救出すべく、ニンジャスレイヤーが隠し部屋に入った際、それを咎めに現れた生意気な少年が、ラオモト・チバである。ここはチバの私室だったのだ(捕まったナンシー・リーは、ラオモト・カンによってチバに贈与されていた)。

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「僕の部屋に勝手に入ってくるとはいい度胸だな! フジオを呼ぶぞ!」

「ネオサイタマ・イン・フレイム」はアニメ化されているため、チバも登場する。ラオモト・カンを殺すことは、この少年から父親を奪うことにも繋がるのだ。「敵のボスにも家族がいる」憎悪の連鎖は何も生まない」「不毛だ」などと言って復讐を諦める作品も多いが、ニンジャスレイヤーはその程度のことで復讐を思いとどまったりはしなかった。トコロザワ・ピラー天守閣の最終決戦において、ラオモト・カンはニンジャスレイヤーのカラテの前に敗北し、爆発四散する。ソウカイヤの壊滅である。

 

◆重要エピソード◆

「ダークニンジャ・リターンズ」の段階では、彼には名前がない。「ラオモトの大勢いる息子の一人」としか描写されていないのだ。その後、彼がラオモト・チバという重要な存在として物語に再登場するのは、物理書籍6巻「ゲイシャ危機一髪」収録の「ライズ・オブ・アマクダリ」においてである。

ニンジャスレイヤー ゲイシャ危機一髪! (キョート殺伐都市 # 2)

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ここで、ネオサイタマ炎上直後にラオモト・チバに何が起こったかが描かれている。ラオモト・カンの死によって、ソウカイヤは壊滅。ネオサイタマ炎上後に権力の座から転落したチバは、これまでアゴで使っていたようなサンシタソウカイニンジャやザイバツ・シャドーギルドの尖兵に狙われ、敗北の屈辱を味わう。絶体絶命の窮地に陥ったチバは、ネヴァーモアとアガメムノンに助けられ、共にアマクダリを旗揚げすることとなるのだ。第2部に属する書籍ではあるが、「ライズ〜」を読んでおくと第3部のアマクダリ編がさらに味わい深くなるのでお勧めである。 

 

===== NINJA FACTS =====

◆12歳の暴君、無力なる少年◆

ラオモト・チバの魅力は、悪役としての気位の高さ、父親ラオモト・カン譲りの苛烈さ、そして少年としての未熟さから生まれる歪んだギャップなどである。彼はラオモト・カンが死んだ時にも涙ひとつ流さず、代わりに嗚咽するネヴァーモアに対して「でかい図体で、ガキみたいにメソメソ泣くな。父上は死んだ。もう二度と生き返らん」と言い放つほどの豪胆ぶりだ。チバはソウカイヤクザ・シンジケートの首領の息子として帝王学を叩き込まれており、暗黒ヤクザ組織の長であることに強いプライドを抱いているのだ。アマクダリ総帥の座についてからも、父親譲りの邪悪な命令を躊躇なく下し、悪の限りを尽くして器の大きさを見せつけている。この辛気臭くならないカラッとした悪役ぶりが、チバの大きな魅力である。

 

そもそも、ニンジャに対して物怖じせず命令や交渉を行える時点で、並の人間ではない(常人ならばまずニンジャ・リアリティ・ショックに陥るところだ)。ラオモト・カンの血筋、教育などに加えて、おそらく幼少期からニンジャを使用人として使うという特異な環境で育ったからであろう。このようにチバは、小さき暴君と呼ぶにふさわしい、極めて強靭なメンタルを有している。加えて父親に似て癇癪持ちでもあり、その理不尽なまでの怒りは、大の大人をも恐怖させるほどだ。

 

一方で、ニンジャソウル憑依者ではないため、肉体的には極めて無力な少年である。特にアマクダリ旗揚げ時は、何度となくその身柄を狙われた。万が一、その身に危険が迫った時は、忠実なボディガードニンジャであるネヴァーモア、あるいはアガメムノンから与えられた側近シャドウドラゴンが、チバの鉄拳や鈎爪となるのだ。ニンジャ組織のトップが無力なモータルであり、敵の攻撃や身内の裏切りに対処するために、側近ニンジャが常に身を守らねばならないという立場は極めて特殊であり、そのアンバランスさもまたラオモト・チバの魅力といえるだろう。

 

 

 

チバのコマンド・グンバイからは様々な情報がホロ投影される。ホロスフィアと呼ばれる球状の 3D GUIをグルグル動かしていることが多い。

 

◆ソウカイヤの後継者、アマクダリの傀儡君主◆

ソウカイヤ崩壊後、ラオモト・チバは、アガメムノンによってほぼ選択の余地がない状態でアマクダリを旗揚げさせられ、その総帥に祭り上げられた。ザイバツ・シャドーギルドに対抗するために、早急にソウカイヤ残党を集めて体制を立て直すためには、ラオモト・ファミリーという旗印が必要だったからだ。実際、ソウカイニンジャの多くはラオモト・カンの悪のカリスマ性に惚れ込んで忠誠を誓っていたような者たちであり、その息子ラオモト・チバに対して忠義を尽くすことを当然と考えた。このようにしてアガメムノンが手筈を整え、アマクダリが旗揚げされ、ザイバツ・シャドーギルドとの間に停戦協定が結ばれることとなった。チバは転落から再起を果たしたのである。

 

だがその立場は盤石ではない。チバは、アガメムノンに初めて出会った段階から「いつかは不要となった自分を捨てるだろう」と警戒心と猜疑心をつのらせている。「ネオサイタマ炎上」時、頼りにしていたフジオ(ダークニンジャ)がソウカイヤからザイバツに寝返ったため、チバは部下の裏切りの予兆に対して極めて敏感なのだ。実際、旗揚げ当初こそソウカイヤ残党の戦力や影響力は大きく、ソウカイヤクザめいた気質を持ち続けるニンジャも多かったが、アマクダリ・セクトの支配体制が完成して第3部が中盤に差し掛かる頃には、チバのアマクダリ内における重要性は次第に低くなっている。果たしてこの後、チバはどうなるのか。アガメムノンの考えは未だ明らかになってはいない。

 

 

 

 

◆未来へ◆

ラオモト・チバが本格的にストーリーに関与し始めるのは、アマクダリ・セクトが主敵となる第3部「不滅のニンジャソウル」編からです。第3部の物理書籍は刊行が始まったばかりなので、ストーリーの進行に合わせて、02以降の記事が執筆される予定です。

なお、今回のブログ記事用に投稿していただいた全てのウキヨエは、ここから確認できます!

(Tantou)

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