ニンジャスレイヤー公式ファンサイト:ネオサイタマ電脳IRC空間

近未来都市ネオサイタマを舞台としたサイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」の日本語版公式ファンサイト。翻訳チームが運営しています。

キャラ紹介:ダークニンジャ:鎧の下に野心の炎を宿すアンチ・ヒーロー

 

ダークニンジャ。悪に身を染めた恐るべきニンジャ戦士であり、裏の主人公とも言うべき存在である。

 

f:id:NinjaHeads:20151208104832j:plain

「畏れよ。貴様は我が奥義の入口にすら立てぬ」

 

◆ダークニンジャ◆

本名フジオ・カタクラ。強大なる「ハガネ・ニンジャ」のニンジャソウル憑依者であり、妖刀「ベッピン」を振るう恐怖のニンジャ。ラオモト・カンの懐刀として裏社会を暗躍するが、忠誠の奥底に潜む思惑は謎。ニンジャスレイヤーとは宿敵同士として何度も殺しあう。

 

f:id:NinjaHeads:20140408212711j:plain

「キリステ……ゴーメン……!」

 

外見的特徴

ダークニンジャの外見はストーリーの進行によって変化してゆくが、装着する装束やニンジャアーマーの色は「オブシディアン(黒曜石)色」で統一されている。

第1部ではその顔をフルメンポ(フルフェイス・ニンジャヘルム)で覆っていたが、第2部でそれが口元だけを隠すメンポ(面頬)に変わり、第2部終盤~第3部においてはニンジャローブを身に着ける軽装となった。

 

身長は約183cm(ニンジャスレイヤーより若干高い)。瞳の色は鋼色、髪の色は灰色。

 

戦闘スタイル

ジツ:カラテ比率=0:10

得物はニンジャソード。イアイドーを軸に置いたカラテ戦闘を得意とする。フィニッシュムーブを繰り出す時に、しばしば「キリステ・ゴーメン」なる言葉を発する。

基本的に帯刀しているが、必要に応じて素手のカラテもこなす(ニンジャスレイヤーに比べて、足技が多い印象がある)。愛用するカタナの名は「妖刀ベッピン」。古代ニンジャの時代に、おぞましい血の犠牲のもとで鍛えられた呪われし剣だ。

ベッピンが使用できない場合は、通常のニンジャソードを使用する。また、緊急介入や即時対応に優れた単独行動エージェントとしての役割を組織から期待されるため、VTOL(垂直離着陸)機上に乗って戦場上空から降下することが多い。 

 

オリジン・エピソード

物理書籍8巻「聖なるヌンチャク」収録の「カース・オブ・エンシェント・カンジ・オア……」と「……ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」にて、フジオ・カタクラの生い立ちや、いかにしてニンジャソウル憑依者となったかの顛末、そして妖刀ベッピンの秘密などが明かされる。

ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク 【ドラマCD付特装版】 (キョート殺伐都市)

ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク 【ドラマCD付特装版】 (キョート殺伐都市)

  • 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2013/12/28
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (7件) を見る
 

 

 

重要エピソード

第1部における重要エピソードは、「ネオサイタマ炎上1」収録の「メナス・オブ・ダークニンジャ」と、「ネオサイタマ炎上4」収録の「ダークニンジャ・リターンズ」である。「メナス〜」では、竹林に潜んだドラゴン・ドージョーのニンジャたちを追い詰める無慈悲なるエージェントとして現れ、その圧倒的な強さを遺憾なく発揮する。

 

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (1)

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (1)

  • 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2012/09/29
  • メディア: 単行本
  • 購入: 40人 クリック: 2,071回
  • この商品を含むブログ (87件) を見る
 
ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (4)

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (4)

  • 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2013/03/30
  • メディア: 単行本
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログ (20件) を見る
 

 

またダークニンジャ主役の書籍書き下ろしエピソードとして第5巻「ザイバツ強襲」収録の「ソード・オブ・ビトレイヤー」や第10巻「マグロ・アンド・ドラゴン」収録の「アット・ザ・レルム・オブ・ブラックウィッチ」などがある。彼のイアイドーやアンチヒーローぶりを堪能したいならば、これらをお勧めしたい。

ニンジャスレイヤー ザイバツ強襲!

ニンジャスレイヤー ザイバツ強襲!

  • 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2013/06/29
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (11件) を見る
 
ニンジャスレイヤー マグロ・アンド・ドラゴン (キョート殺伐都市 # 6)

ニンジャスレイヤー マグロ・アンド・ドラゴン (キョート殺伐都市 # 6)

  • 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/07/09
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (6件) を見る
 
妻子の仇

ニンジャスレイヤーことフジキド・ケンジの妻子を直接殺めたのが、彼、ダークニンジャである。ソウカイ・シンジケート首領ラオモト・カンの懐刀であった彼は、マルノウチ・スゴイタカイビルにおけるザイバツ・シャドーギルドとの抗争に参加。敵対するニンジャと戦闘し、その中で市民を殺戮した。これがニンジャスレイヤーとの因縁の始まりである。その後も、ダークニンジャは己の目的を追及する中でニンジャスレイヤーの運命としばしば交わり、激しいイクサを繰り広げるのだ。 

 

NINJA FACTS

第一部におけるダークニンジャの特徴として挙げられるのは、

・冷酷で無慈悲な戦いぶり
・エージェントとして淡々と殺しをこなす
・表情や感情をほとんど表に出さない

などだ。肌を一切見せないニンジャアーマー姿と相まって、受ける印象は、まるで殺戮のマシーンである。しかしその胸中には、深く封じられて煮えたぎる感情が存在していた。ここから下では、そんなダークニンジャの鎧の下の魂について少し探ってみよう! 

 

運命への反逆

第2部のダークニンジャは、マスタークレイン、マスタートータスという謎めいた「運命者」に導かれ、折れたる妖刀ベッピンを鍛え直すために、キョートのニンジャ組織「ザイバツ・シャドーギルド」に身を寄せる。しかしそこで己の生い立ちと呪いにまつわる真実について確信を得た彼は、壮絶な憤怒とともに覚醒し、自らの運命を定めたニンジャの父祖たるカツ・ワンソーに対する反逆を、人生の目的と定めた。自らの目的のためならば他者の犠牲をいっさい顧みない虚無的な性格はそれ以後も一貫しており、ニンジャスレイヤーの妻子の仇という立ち位置は一切変わっていない。

 

 

因縁の妖刀、呪われた血筋

フジオ・カタクラの祖先は、平安時代にハガネ・ニンジャを殺したモータル(常人)である。ハガネ・ニンジャを殺したことにより、カタクラ家の血筋には代々カンジの呪いが受け継がれ、フジオも幼少期から背中に不気味なカンジのあざがあった。そしてこの呪いを引き継ぐものは、カツ・ワンソー復活の鍵を握る妖刀ベッピンに引き寄せられるという運命も背負わされるのである。

幼いフジオ・カタクラは貧窮した両親によって捨てられ(妻子を助けられなかったフジキド・ケンジとは正反対の生い立ちである)、孤児となった後、ネオサイタマ大学で考古学を学ぶ。これは無論、己の家系を苦しめ続けるカンジの呪いを解き明かすためであった。

その後、危険な冒険ベンチャー企業であるマレニミル社の社員となって世界中の古代ニンジャ文明の痕跡を調査。その過程で、エジプト奥地に隠されたピラミッド内で、妖刀ベッピンを発見。同時に、己の身体に受け継がれたハガネ・ニンジャのソウルが覚醒し、ダークニンジャとなった。

 

 

伝奇的ダークヒーロー

ニンジャスレイヤーことフジキド・ケンジが、電脳都市ネイサイタマに生きる平凡なサラリマンであったのに対して、フジオ・カタクラは数千年前のニンジャ事件に端を発する血筋の因縁により、生まれる前から運命を狂わされ過酷な呪いを背負っている。

このため、一見するとフジオ・カタクラはサイバーパンク・ディストピア的な世界観とは極めてミスマッチな存在に思えるだろう。それは、サイバネニンジャが跳梁跋扈する電脳都市ネオサイタマを舞台としていながら「メナス・オブ・ダークニンジャ」が荘厳な竹林の中で展開されることにも端的に表現されている。「アット・ザ・レルム・オブ・ブラックウィッチ」などは、サイバーパンク・ダークヒロイックファンタジーと呼ぶに相応しい内容となっており、フジオ・カタクラ視点で世界が描かれると、極めてニンジャ真実に富んだ伝奇的ダークヒーローもののエピソードとなることが多い。このように、ダークニンジャは様々な点において、ニンジャスレイヤーと対照的な存在として描かれている。

 

そしてそれは、ニンジャスレイヤーというサーガを紡ぐ上で、必然と言っても良いだろう。この作品は、暴力と犯罪に支配された電脳都市ネオサイタマを舞台とする虚無的で退廃的なサイバーパンクと、「平安時代のニンジャソウルが数千年の時を超え突如無差別憑依を開始した」というニンジャ真実の両軸によって紡がれており、前者を舞台にカラテで戦いを挑むのが復讐の戦士フジキド・ケンジならば、後者の伝奇的ストーリーや謎解きを担うのが、探索者フジオ・カタクラの役目であるからだ。

ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク (キョート殺伐都市 # 4)

ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク (キョート殺伐都市 # 4)

  • 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2013/12/28
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
 
ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク 【ドラマCD付特装版】 (キョート殺伐都市)

ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク 【ドラマCD付特装版】 (キョート殺伐都市)

  • 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2013/12/28
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (7件) を見る
 

未来へ

ダークニンジャとしてのキャラクター性が掘り下げられるのは、第2部からである。次回の「登場人物紹介:ダークニンジャ(02)」では、第2部以降のフジオ・カタクラについてさらに詳しく紹介する予定だ。

(Tantou)

広告を非表示にする